自然にほんの少し意識を向けたら、世界がいきいきと美しく感じられるようになった。
こんにちは、なおこです。ご覧いただきありがとうございます。
今日は、引っ越してから初めての雪でした。
3ヶ月ほど経ち、だいぶ見慣れてきた近くの風景もガラッと変わり、まるで旅行に来たかのような風情を感じられました。
雪の日も、いつも自然は美しい。
こんな日でも鳥たちは飛んでいて、すごいなと。
人間はしっかりした家があり、暖房つけて、カイロ貼って、いっぱい着込んで、それでも寒いと文句を言いながら生きている。
人間って地球が自分たちのものみたいに偉そうにして生きてるけど、本当はかなり劣っているような気がする。
まあ、そういう話は置いといて…。
私は鳥を見るのがけっこう好きです。
それは2年前の初詣がきっかけでした。
おみくじを引いて、結び付ける前に写真を撮っていたら、知らないおじさんに話しかけられたんです。
私、知らない人に話しかけられることがけっこう多いんですよね。
そして、おじさんが撮ったというスマホの写真を見せてくれました。
そこには生き生きとした美しい鳥や植物の写真がたくさんありました。
その美しい鳥の写真がけっこう近場で撮られたものだと教えてくれてビックリしたんです。
こんなに美しい鳥が身近にいたんだ…と。
それは「カワセミ」でした。
名前は聞いたことあるけど興味もなくて、どんな鳥なのかも全く知りませんでした。
それから散歩をするときなどに鳥を見るようになりました。
本当にいろんな鳥が身近にいるんですよね。
セキレイなんてあっちこちにいるのにね、まったく知りませんでした。
近くに鳥がいるな、スズメかな、くらいで本当に眼中になかったんです。
カワセミも何度か目撃しました。
本当に美しくて可愛かった!
散歩できるような身近なところにこんなに美しい鳥がいて、それに今まで気づかなかったことに衝撃を受けました。
私がそれまで見ていた世界はなんだったのか…と。
急に世界が広がったように感じました。
そして、鳥の名前を知るごとに、日常の中に楽しさが増えていきました。
地球って人間だけのものじゃないんだな…。
そんなことわかりきっているんだけど、改めて感じました。
そして、私はとても狭い世界で生きてきたんだな…ということも。
人間として生きていると、周りに人間しかいないような気持ちになる。
「こうやって生きなさい」と押し付けられた自分とは異なる価値観、しかもその価値観で生きることが幸せにつながるようには思えない。
そんな枠の中で苦しさを感じながらも、そこから出て嫌われるのが怖くてもがきながら生きている。
人間のストレスのほとんどは人間関係によるものだと言われています。
鳥の名前、植物の名前、それをたった一つ知るだけで、「あ、見つけた!」ってうれしくなって、今までいた世界と同じ世界なのに、キラキラとした美しさを感じられるようになる。
たった10分くらいの偶然の出会いによって、私の世界が広がるきっかけになりました。
本当にありがたい出来事でした。
ただただ、ありのままに生きていてもいい。
私たちは自然と共に生きている。